『婚姻届』さて、何の授業でしょう?

ぽかぽかダイアリー
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授業冒頭に配布。
気づいた生徒がざわつくが、表情を変えずに指示する。

「名前を書きなさい」

どのクラスでも、必ず次の質問が来る。
「え?どこに書くんですか?」

何を言っているんだという顔で見返す。
「君は男ですよね」
「はい」
「では『夫になる人』の所に書くに決まってるじゃないですか!」

表情を変えずにいられたのはここまでが限界。
こらえきれずに笑いながらこう続ける。

「これはね、区役所でもらってきた本物ですから、
ちゃんと書けば有効な書類なんですよ。
まだ18歳じゃないから提出しても無効になっちゃうけど(笑)」

「名前以外のところは個人情報だから、書きたくない人は強制しません。
でもせっかくだから、できれば書いてみてください。
生年月日、住所、本籍、父母の氏名など、いろんなことを書いて、書類として成立します。」

そもそも、ほとんどの生徒が本物を見るのは初めてだろう。
自分の本籍地を知らない生徒も多い。

「先生、相手の名前はどうすればいいですか?」

「書きたい人は、どうぞご自由に妄想してください(笑)
でも相手の人が署名・捺印してくれなければ、提出すらできませんよ。」

さて、何の授業だと思いました?
これは、人権の授業の冒頭なんです。
ここから、夫婦別姓や働き方、出産、子育てなどへ進んでいきます。

ある生徒にとっては、とっても楽しかったようで、
こんな日記を書いてくれました。

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今日の社会の時間、めちゃめちゃ楽しかったです!
婚姻届って初めて見た。
将来自分も書けるようになれたらいいなぁ(笑)
すごい子育てに憧れます!
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編集部より:使用した婚姻届は役所に置かれているものをコピーしたものです。
婚姻届は各自治体のホームページからダウンロードできたり
デザイン婚姻届のサイトがあったり、雑誌「ゼクシィ」の付録等、昨今様々な方法で手に入れることができるようです。

A.N先生のダイアリーより
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